中国和田玉交易中心地図



和田玉都城

中国和田玉中心1

中国和田玉交易中心

中国和田玉中心2

ホータン玉A

ホータン玉AA

古来黄金よりも玉を珍重する中国では、「美玉はホータン(和田)
にあり」という言い伝えがあり、ホータンを訪れるものはチャン
スがあれば、ホータンで玉の大小を問わず、本物のホータン玉を
手に入れようとするのが当り前の行動となっております。

そのような中で、ホータン(和田)市の環状北路と玉石広場南の
交差するところに建設された、「和田玉都城」内の主体建築物で
ある「中国和田玉交易中心」が、2016年8月28日正式に開業しま
した。

これにより、これまでのホータン(和田)玉の原材料の鑑定や等
級の分類、評価など定め、これまでのひそやかに行われていた個
々の現物の相対取引から、公開、公正、集中、透明という開かれ
た交易市場を、「中国和田玉交易中心」が先頭に立って形成し、
ホータン(和田)玉を生業とする起業家や投機家、収蔵家をさら
に増やしていこうというのが目論見とのことです。

そもそもホータン(和田)玉は、ユルンカシュ(白玉)河で採れ
る「籽玉」と崑崙山中で採掘される「山玉」があり、崑崙山から
ユルンカシュ河に流失した山玉が、何十年、何百年にわたって川
の中の岩石と石塊がぶつかって磨かれた「籽玉」の方が価値があ
るのは言うまでもないが、圧倒的に生産量が少なく、爪ほどの大
きさのものもべらぼうな高値で取引されているのが当り前となっ
ています。

どれゆえに玉石バザールでは青海玉や西峡玉、ロシヤ産の白玉、
アフガン産の玉、ゴビ灘玉などをホータン玉として玉石バザール
で売られているのが公然の秘密となっています。

ホータン玉はトルコ石やオパールと同程度のモース硬度があるば
かりでなく、透明、湿潤、光沢、密度、亀裂の有無などの判定基
準があり、素人にはなかなか判別しがたいところがあるので、専
門の玉の鑑定師にゆだねるのが一番でしょう。

幸いにも、「中国和田玉交易中心」内に、ホータン玉の企業専門
家、学者、国家級の玉彫刻師など16名による「国家和田玉製品質
量監督検験中心」などの活動で、玉石バザールから偽物まがい物
が徐々に駆逐されるのを祈るばかりです。

玉も磨かざれば只の石。玉石混交の玉石バザールの賑わいは相変
わらずで、衰えを知らないようです。